Insight / ホームページ発注の前に
ホームページを作り直すべきタイミング
読了目安 8 分
この記事の結論
作り直しの判断は「何年経ったか」ではなく「状態」で決めます。スマホで見づらい・表示が遅い・自分で更新できない・問い合わせが来ない。この4つのサインが複数当てはまるなら、作り直しを検討する時期です。
1. 「まだ使えるのに」という迷い
ホームページの作り直しは、決断しづらい買い物です。「壊れているわけではない」「まだ表示はされている」——だから多くの経営者が、必要以上に先延ばしにします。
逆に、「もう何年も経ったから」という年数だけで作り直しを急ぐ人もいます。どちらも判断の軸がずれています。大切なのは経過年数ではなく、いまそのサイトが商売の役に立っているかどうかです。
役に立っているかは、4つのサインで確かめられます。スマホで見づらい、表示が遅い、自分で更新できない、問い合わせが来ない。一つずつ見ていきましょう。
2. サイン1 — スマホで見づらい
1つ目のサインは、スマホでの見づらさです。いまや多くのお客様は、パソコンではなくスマホであなたのサイトを見ます。スマホで開いて文字が小さい、横にはみ出す、ボタンが押しにくいなら、それは商売の機会を毎日失っているということです。
スマホでの使いやすさは、Google が検索順位を決めるときに見ている要素でもあります。見づらいサイトは、検索で見つけてもらいにくくなる二重の不利を抱えています。
確認は簡単です。自分のスマホで自社サイトを開き、指で操作してみてください。ストレスを感じたら、それがお客様の感じているストレスです。
3. サイン2 — 表示が遅い
2つ目のサインは、表示の遅さです。サイトを開いてから内容が出るまで何秒もかかるなら、その間にお客様は戻るボタンを押しています。
Google は、サイトの表示速度を Core Web Vitals(=Google が定めた、表示の速さと使いやすさの通信簿)という指標で見ています。表示にかかる時間が一定の基準を超えると、検索でも不利になります。
表示の遅さは、写真が重い、古い作りで余計なものを読み込んでいる、といった土台の問題から来ることが多い。これは文章を少し直す程度では解決しないため、作り直しを検討すべき強いサインです。
4. サイン3 — 自分で更新できない
3つ目のサインは、自分で更新できないことです。「料金を変えたい」「年末年始の休みを載せたい」と思っても、制作会社に頼まないと一文字も直せない。あるいは制作者と連絡が取れなくなっている。
これは、ホームページが「生きた営業ツール」ではなく「動かせない看板」になっている状態です。情報が古いままのサイトは、お客様に不信感を与えます。営業時間が違っていれば、それだけで足が遠のきます。
沼津の工務店で施工事例を載せたいのに載せられない、三島のクリニックで診療科目を増やしたのに反映できない。更新できないことが商売の足かせになっているなら、作り直しで「自分で直せる仕組み」を取り戻す価値があります。
5. サイン4 — 問い合わせが来ない
4つ目のサインは、そもそも問い合わせが来ないことです。サイトはあるのに、この1年で電話もメールも増えた実感がない。これは作り直しを考える最も本質的なサインです。
ただし注意点があります。問い合わせが来ない原因は、サイトの古さだけとは限りません。何を頼めるか分からない、料金が書いていない、問い合わせ先が探しにくい——文章や導線の問題かもしれない。その場合は一部の手直しで足ります。
原因がスマホ対応や表示速度といった土台にあるなら作り直し、文章や導線にあるなら手直し。この見極めが、無駄な出費を防ぎます。判断に迷うなら、現状を測ってもらうのが近道です。
6. 【Top 4】作り直しを検討するサイン
次の4つを自社サイトで確かめてください。複数当てはまるなら、作り直しの相談どきです。
スマホで見づらい
文字が小さい、横にはみ出す、ボタンが押しにくい。スマホで操作してストレスを感じる。
表示が遅い
開いてから内容が出るまで何秒もかかる。土台の問題が多く、手直しでは直りにくい。
自分で更新できない
料金や営業時間を自分で直せない。制作者と連絡が取れない。情報が古いまま固まっている。
問い合わせが来ない
この1年、サイト経由の問い合わせが増えた実感がない。原因の切り分けが必要。
1つだけなら手直し、複数なら作り直し。1つだけのサインは、文章や写真の手直しで解決することが多い。3つ4つ重なっているなら、土台に問題があるため、作り直しのほうが結果的に安く済みます。
よくある質問
- ホームページは何年で作り直すべきですか?
- 「何年経ったら」という決まった年数はありません。判断は年数ではなく状態で行います。スマホで見づらい、表示が遅い、自分で更新できない、問い合わせが来ない。このサインが出ているかどうかが、作り直しの目安です。
- 古く見えるだけなら作り直さなくてよいですか?
- 見た目が少し古いだけなら、急いで作り直す必要はありません。問題はスマホでの使いやすさや表示速度です。見た目が古くてもスマホで快適に使え、問い合わせが来ているなら、まだ使い続けられます。
- 一部だけ直すのと全部作り直すの、どちらがよいですか?
- 問題が文章や写真の古さだけなら、一部の手直しで足ります。一方、スマホ対応ができていない、表示が根本的に遅い、自分で更新する手段がない場合は、土台に問題があるため作り直しのほうが結果的に安く済むことが多いです。
- 作り直すと検索での順位は下がりますか?
- 作り直しの進め方を誤ると一時的に順位が動くことはあります。ただし、スマホ対応や表示速度はGoogleが評価する要素でもあるため、適切に作り直せば中長期ではむしろ有利に働きます。URLの引き継ぎを制作会社に必ず確認してください。
- 作り直しの判断を自分でするには?
- スマホで自社サイトを開き、表示の速さ、文字とボタンの使いやすさを確かめてください。次に、料金や営業時間を自分で直せるか、この1年で問い合わせが来ているかを振り返ります。複数当てはまるなら、作り直しの相談どきです。
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出典
- Google Search Central, Core Web Vitals(表示速度と使いやすさの基準。LCP 2.5 秒以内)— developers.google.com/search/docs/appearance/core-web-vitals
- web.dev, Web Vitals — web.dev/articles/vitals
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