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Insight / ホームページ発注の前に

制作会社の選び方 — 失敗しないチェックリスト

読了目安 8 分

この記事の結論

制作会社選びで失敗しないコツは、実績の数や見た目に惑わされないことです。見るべきは見積もりの透明さ・公開後の体制・連絡の取りやすさ・説明の分かりやすさ。専門用語で煙に巻かず、デメリットも正直に話す相手を選んでください。

実績件数の多さ 派手な見た目 見積もりの透明さ 公開後の体制 連絡の取りやすさ 説明の分かりやすさ 選ぶ基準は、右の4つを重く見る
図 1:実績の数や見た目より、透明さ・体制・連絡・説明の4つを重く見て選ぶ。

1. 「どこに頼めばいいか分からない」という不安

ホームページを作ろうと決めたとき、最初の壁が「どこに頼めばいいのか」です。検索すれば制作会社は無数に出てきますが、どこも「実績多数」「お任せください」と書いていて、違いが分かりません。

これは高い買い物で失敗したくない、という当然の不安です。一度発注すれば数十万円が動き、付き合いは何年も続きます。だからこそ、感覚ではなく基準で選ぶ必要があります。

選ぶ基準は5つに絞れます。実績の中身、見積もりの透明さ、公開後の体制、連絡の取りやすさ、説明の分かりやすさ。順に見ていきます。

2. 実績の「数」ではなく「中身」を見る

「制作実績300件」と書いてあると、安心しそうになります。ですが件数は品質を保証しません。300件のうち何件が、今もスマホで快適に使え、表示が速いのか。それは件数からは分かりません。

確かめ方は一つ。紹介されている事例のサイトを、自分のスマホで実際に開いてみることです。表示は速いか、文字は読みやすいか、問い合わせ先はすぐ見つかるか。あなたが感じる印象が、お客様の感じる印象です。

沼津や三島で工務店を営むなら、できれば同じような業種の事例を見せてもらいましょう。業種が近ければ、その制作会社が「あなたの商売をどう見せるか」のイメージがつかめます。

3. 見積もりの透明さで信頼度が分かる

見積書は、その制作会社の誠実さを映す鏡です。「ホームページ制作 一式」とだけ書く会社と、デザイン・ページ作成・文章・公開作業を項目ごとに分けて書く会社。後者のほうが信頼できます。

透明な見積もりは、何にお金を払うのかが見えます。含まれる作業、別料金になる作業、公開後の費用。これらをこちらが聞く前に説明してくれる会社は、契約後も隠し事をしません。

逆に「細かいことは契約後に」と内訳をはぐらかす会社は要注意です。発注前に見せられない情報を、発注後に正直に出してくれる保証はありません。

避けたい会社 ・見積もりは「一式」とだけ ・質問に「契約後に説明します」 ・専門用語が多く理解できない ・良いことしか言わない 信頼できる会社 ・見積もりを項目ごとに分けて提示 ・質問にその場で具体的に答える ・専門用語を言い換えて説明する ・デメリットも正直に話す
図 2:発注前のやり取りで、その会社が契約後どう振る舞うかが見える。

4. 公開後にどう付き合うかを聞く

ホームページは作って終わりではありません。むしろ公開してからが、商売の道具としての本番です。だから「公開後にどう付き合えるか」を、契約前に必ず聞いてください。

確認すべきは2つ。1つは、料金や営業時間を変えたいとき、誰がいくらで対応するのか。もう1つは、完成後にサイトとドメインが自分のものになるのか。解約したらサイトが使えなくなる契約も実在します。

三島の士業事務所のように、扱う業務や料金が定期的に変わる商売なら、公開後の修正のしやすさは制作費そのものと同じくらい重要です。「公開がゴール」の会社ではなく「公開後も伴走する」会社を選んでください。

5. 危ない兆候 — 専門用語で煙に巻く

避けたい制作会社には、共通の兆候があります。それは、こちらの質問に専門用語で答えて、結局よく分からないまま話を進めようとすることです。

良い制作会社は、相手がWEBに詳しくないことを前提に話します。専門用語が必要なときは、その場で平易に言い換える。「Core Web Vitals、つまりGoogleが測る表示速度の通信簿ですが」というように。これができる相手は、あなたを対等な発注者として扱っています。

もう一つの兆候は、良いことしか言わないこと。どんな提案にもメリットとデメリットがあります。デメリットを隠す会社より、「この方法だとここが弱点になります」と正直に話す会社のほうが、長く付き合える相手です。

6. 【Top 5】契約前のチェックリスト

契約書にサインする前に、次の5つを確認してください。一つでも不安が残るなら、その場で質問するのが正解です。

事例をスマホで確認したか

紹介された事例を自分のスマホで開き、表示速度・読みやすさ・問い合わせ先の探しやすさを確かめたか。

見積もりに内訳があるか

「一式」ではなく項目ごとに分かれているか。含まれる作業と別料金が明確か。

公開後の修正体制

料金や営業時間を変えたいとき、誰がいくらで対応するか。書面で確認したか。

サイトとドメインの所有権

完成後、サイトとドメインが自分のものになるか。解約してもサイトを持ち続けられるか。

説明が分かりやすいか

専門用語を言い換えて説明してくれるか。質問をはぐらかさず、デメリットも正直に話すか。

5つすべてに納得できたら契約する。一つでも「曖昧なまま流された」と感じる項目があれば、契約は保留してください。発注前に誠実でない会社が、発注後に誠実になることはまずありません。

よくある質問

制作実績は多いほうがよいですか?
実績の数より中身を見てください。実績件数が多くても、それぞれのサイトが今もスマホで快適に使え、表示が速いとは限りません。少数でも、紹介されている事例を実際にスマホで開いて、品質を自分の目で確かめるほうが確実です。
地元の制作会社と都市部の会社、どちらがよいですか?
場所そのものより、連絡の取りやすさと業種への理解で選びます。地元なら直接会って相談しやすい利点があります。ただし大切なのは距離ではなく、こちらの質問にきちんと答え、公開後も連絡が続く相手かどうかです。
見積もりが安い会社は避けるべきですか?
安さ自体が問題ではありません。問題は「なぜ安いか」を説明できない会社です。内訳を見せ、含まれる作業と別料金を明確にしてくれるなら、安くても信頼できます。説明を渋る会社は、安くても候補から外して構いません。
契約前に必ず確認すべきことは何ですか?
完成後にサイトとドメインが自分のものになるか、公開後の修正は誰がいくらで対応するか、この2点は契約前に書面で確認してください。ここが曖昧なまま契約すると、解約時にサイトが使えなくなる、修正のたびに高額請求される、といった事態が起きます。
良い制作会社を見分ける一番のサインは?
こちらが分からないことを、専門用語を使わずに説明してくれるかどうかです。質問をはぐらかさず、デメリットも正直に話す相手は信頼できます。逆に専門用語で煙に巻く、質問に明確に答えない会社は避けたほうが安全です。

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出典

  • Nielsen Norman Group, Trustworthy Design(信頼性の4要素 — デザイン品質・前もっての情報開示・包括的で最新のコンテンツ・WEB の他の部分とのつながり)— nngroup.com/articles/trustworthy-design
  • 中小企業向けホームページ制作費の相場(複数の制作会社・比較サイトの公表値。Web幹事 / PRONIアイミツ / freee 等。公的統計ではない)

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