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Insight / ホームページ発注の前に

作ったのに問い合わせが来ない理由

読了目安 8 分

この記事の結論

問い合わせが来ない原因は、まず「人が来ていない」のか「来た人が行動していない」のかを切り分けます。多くは後者です。料金が書いていない・問い合わせ先が探しにくい・表示が遅い。来た人を行動に変える設計が抜けているのが本当の原因です。

問い合わせには2つの段階がある 第1段階 人がサイトに来る 第2段階 来た人が問い合わせる 多くのサイトはここで止まる ・料金が書いていない ・問い合わせ先が探しにくい ・表示が遅い/スマホで使いにくい
図 1:問い合わせは2段階。多くのサイトは第1段階を越えても、第2段階で取りこぼしている。

1. 「作ったのに」という失望の正体

お金をかけてホームページを作った。見た目もきれいに仕上がった。なのに、電話もメールも増えない。この失望は、多くの経営者が経験するものです。

失望の正体は、「ホームページは作れば成果が出る」という思い込みにあります。実際には、ホームページは作って公開した時点ではまだ「道具を置いただけ」。道具が成果を生むかは、その作りと使い方で決まります。

問い合わせが来ないとき、やみくもに作り直すのは危険です。まず原因を切り分けることから始めます。

2. まず切り分ける — 来ていないのか、行動していないのか

問い合わせには2つの段階があります。第1段階は「人がサイトに来る」。第2段階は「来た人が問い合わせという行動を起こす」。問い合わせが来ないなら、このどちらでつまずいているかを必ず先に確かめます。

「人が来ているか」は、アクセスを記録する仕組みで分かります。多くのサイトには訪問数を測る機能がついています。そこを見れば、そもそも誰も来ていないのか、人は来ているのかが判別できます。

そして実務でよくあるのは、第2段階の問題です。人は来ているのに、来た人が行動していない。これは「見つけてもらえない」問題ではなく、「来てもらった人を行動に変えられていない」問題です。原因はサイトの中身にあります。次から、その主な3つを見ます。

3. 原因1 — 料金が書いていない

来た人が行動しない最大の原因の一つが、料金が書いていないことです。「料金はお問い合わせください」とだけ書かれたサイトは、お客様の不安を増やします。

人は値段が分からないものを警戒します。「聞いたら高くて断りにくくなるかも」「自分には手が届かないかも」——そう思った瞬間、問い合わせる手が止まります。WEB の利用者は文章をじっくり読まず流し読みする、というのは長年確かめられている事実で、欲しい情報がすぐ見つからなければ離れていきます。

正確な金額が出せなくても構いません。三島の工務店なら「リフォーム ○万円〜」、沼津のクリニックなら「初診の費用の目安」。範囲を示すだけで、お客様は安心して連絡できます。料金の非開示は、問い合わせを増やすどころか減らしています。

4. 原因2 — 問い合わせ先が探しにくい

2つ目の原因は、問い合わせ先が探しにくいことです。お客様が「連絡しよう」と思っても、電話番号や問い合わせフォームがすぐ見つからなければ、その気持ちはしぼみます。

WEB の設計では、1つのページに「次にしてほしい行動」を分かりやすく1つ示すのが基本です。ボタンの言葉も「送信」のような事務的な言葉より、「無料で見積もりを受け取る」のように、押すと何が得られるかが分かる言葉が効きます。問い合わせ先は、ページの上・中ほど・下と、お客様がその気になったどの瞬間でも目に入る場所に置きます。

また、信頼を感じてもらう情報——実績や代表の顔、お客様の声——は、問い合わせ先の近くに置くと効果的です。背中を押す材料と、押す先のボタンが、離れていてはもったいない。

探しにくい配置 ボタンが下に一つだけ 分かりやすい配置 上・中・下の3か所に配置
図 2:問い合わせ先は、お客様がその気になったどの瞬間でも目に入る場所に置く。

5. 原因3 — 表示が遅い・スマホで使いにくい

3つ目の原因は、表示の遅さとスマホでの使いにくさです。これは「来た人が行動しない」どころか「来た人がそもそも内容を見ない」段階の問題です。

サイトを開いて何秒も白い画面が続けば、お客様は内容を見る前に戻ります。スマホで文字が小さい、ボタンが押しにくい、横にはみ出すサイトも同じです。せっかく検索で見つけてもらった人を、入口で取りこぼしています。

確認は自分のスマホでできます。自社サイトを開いて、表示にかかる秒数、文字の読みやすさ、ボタンの押しやすさを確かめてください。ここに問題があるなら、料金や導線を直す前に、まず土台の速さと使いやすさを直す必要があります。

6. 【Top 5】問い合わせが来ない主な理由

問い合わせが来ないとき、まず疑うべき5つです。いずれも「来た人を行動に変える」段階の問題です。

何を頼めるか分からない

サービスの内容が曖昧で、お客様が「自分の悩みを解決してくれる」と確信できない。

料金が書いていない

値段が分からず警戒される。範囲や目安を示すだけで安心感が生まれる。

問い合わせ先が探しにくい

電話番号やフォームが見つけにくい。上・中・下に分かりやすく配置する。

信頼を感じる材料がない

実績・代表の顔・お客様の声がない。初めての相手に連絡する不安が消えない。

遅い・スマホで使いにくい

表示が遅い、スマホで操作しづらい。内容を見る前に離脱される。

ホームページは公開がゴールではありません。公開してから「人が来ているか」「来た人が行動しているか」を測り、詰まっている箇所を直していく。この公開後の工程が抜けていると、問題があっても気づけません。問い合わせが来ないのは、多くの場合「直せば直る」問題です。

よくある質問

ホームページを作れば問い合わせは増えますか?
作っただけでは増えません。問い合わせには「人がサイトに来る」ことと「来た人が行動を起こす」ことの両方が必要です。多くの場合、問い合わせが来ない原因は人が来ていないことではなく、来た人が行動できていないことにあります。
問い合わせが来ない原因をどう見つけますか?
まず「人が来ているか」を確かめます。アクセスを記録する仕組みで訪問数が分かります。人は来ているのに問い合わせがないなら、原因はサイトの中身、つまり料金が書いていない、問い合わせ先が探しにくい、文章が不明確といった点にあります。
料金を載せないほうが問い合わせは増えませんか?
逆です。料金が書いていないと、お客様は「高いかもしれない」と不安になり、問い合わせる前に離れます。目安でよいので料金の範囲を示すほうが、安心して連絡してもらえます。料金の非開示は、問い合わせを増やすどころか減らす要因です。
表示速度は問い合わせに関係しますか?
関係します。サイトを開いて表示が遅いと、お客様は内容を見る前に戻ってしまいます。せっかく検索で見つけてもらっても、表示の遅さで取りこぼす。速さは問い合わせの土台です。スマホでの表示速度を一度確かめてみてください。
公開後に何もしなくても成果は出ますか?
出にくいです。ホームページは公開がゴールではなく、公開してから「人が来ているか」「来た人が行動しているか」を見て直していくものです。公開後に測って改善する工程が抜けていると、問題があっても気づけません。

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出典

Free Diagnosis

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