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Insight / ホームページ発注の前に

補助金でホームページを作る方法

読了目安 8 分

この記事の結論

補助金でホームページは作れますが、全額はまかなえません。小規模事業者持続化補助金ではWEB関連費は補助額の4分の1が上限で、単体申請もできません。補助金は原則後払い。当面の資金は自己負担です(2026年5月時点・申請前に最新の公募要領を必ず確認)。

補助金でまかなえるのは一部だけ(2026年5月時点の例) ホームページ制作費の総額 補助分 自己負担 補助分 = 補助額の4分の1が上限 補助上限50万円の枠なら、WEBに使えるのは最大12.5万円 ※ 金額・条件は年度ごとに改定。申請前に最新の公募要領を確認
図 1:補助金はホームページ費用の一部をまかなうもの。残りは自己負担になる。

1. 「補助金で無料で作れる」は誤解

「補助金を使えばホームページが無料で作れる」——そう聞いたことがあるかもしれません。これは正確ではありません。補助金は費用の一部を後から補ってくれる仕組みであって、タダで作れる魔法ではありません。

誤解したまま話を進めると、想定外の自己負担に驚いたり、申請したのに条件に合わず使えなかったり、といったことが起きます。せっかくの制度を活かすには、まず正確な仕組みを知ることです。

この記事では、中小企業がよく使う「小規模事業者持続化補助金」を例に、3つの大事なポイントを説明します。なお金額や条件は年度ごとに変わるため、これは2026年5月時点の情報です。実際の申請前には、必ず最新の公募要領を公式サイトで確認してください。

2. WEB関連費は「4分の1まで」という上限

1つ目のポイントは、ホームページに使える金額に上限があることです。小規模事業者持続化補助金では、ウェブサイト関連費は補助金額の4分の1が上限と定められています。

具体的に言うと、補助の上限が50万円の枠で申請した場合、そのうちホームページに充てられるのは最大でも12.5万円までです。仮に60万円のサイトを作っても、補助で戻るのは12.5万円分。残りの47.5万円は自己負担になります。

沼津で飲食店を営む方が「補助金で立派なサイトを」と考えても、補助でまかなえるのは一部です。この上限を最初に頭に入れておけば、資金計画で慌てずに済みます。

3. ホームページ単体では申請できない

2つ目のポイントは、ホームページ制作だけでは申請できないことです。小規模事業者持続化補助金では、ウェブサイト関連費の単体申請は認められていません

この補助金は「販路開拓」を支援するものです。ホームページは販路開拓策の一部という位置づけのため、チラシ、看板、展示会出展といった他の取り組みとセットで申請する必要があります。

たとえば三島の工務店なら、「ホームページ刷新+折込チラシ」をひとつの販路開拓計画としてまとめる、という形になります。「ホームページだけ」では土俵に上がれない、という点は早めに知っておくべきです。

× ホームページ単体 ホームページ 申請不可 ○ 他の販路開拓策とセット ホームページ + チラシ・看板など 販路開拓計画として申請できる
図 2:ホームページは「販路開拓策の一部」。チラシや看板など他の取り組みとセットで申請する。

4. 補助金は「後払い」— 資金繰りの注意

3つ目のポイントは、補助金が原則「後払い」だということです。申請が通っても、お金が先に振り込まれるわけではありません。

流れはこうです。まず自分の資金でホームページ制作費を全額支払う。完了の報告をする。審査を経て、後から補助分が振り込まれる。つまり一時的には、制作費の全額を自分で用意しておく必要があります。

また、申請すれば必ず採択されるわけでもありません。事業計画の中身が審査され、通らないこともあります。「補助金が出る前提」で資金計画を組むのは危険です。当面の資金は自前で確保しておくのが鉄則です。

5. 申請の進め方と相談窓口

では、どう進めればよいか。最初の一歩は、公式サイトで最新の公募要領を確認することです。中小企業庁の小規模事業者持続化補助金のページに、対象者・金額・締切が掲載されています。

次に、地域の商工会・商工会議所に相談してください。この補助金は申請にあたって商工会・商工会議所のサポートを受ける仕組みになっており、事業計画書の書き方も相談できます。沼津・三島にも窓口があります。

自分で申請することもできますが、事業計画書の作成は手間がかかります。商工会の支援を活用しながら進めるのが、現実的で確実な道です。

6. 【Top 5】補助金で失敗しないための注意点

補助金でホームページを作るとき、つまずきやすい点を5つにまとめました。

全額はまかなえない

WEB関連費は補助額の4分の1が上限。残りは自己負担と理解して資金計画を組む。

単体申請はできない

ホームページだけでは申請不可。チラシ・看板など他の販路開拓策とセットにする。

後払いである

先に自己資金で全額支払う。補助分は完了報告と審査の後に振り込まれる。

採択は保証されない

申請しても審査がある。「補助金が出る前提」で計画を組まない。

条件は毎年変わる

金額・枠・締切は年度ごとに改定。申請前に必ず最新の公募要領を公式サイトで確認する。

補助金は「うまく使える人にとっての追い風」です。無料で作れる手段ではありません。仕組みを正しく理解し、自己資金とセットで計画すれば、ホームページ投資の負担を軽くできます。まずは公式サイトと地元の商工会への確認から始めてください。

よくある質問

補助金でホームページ制作費は全額まかなえますか?
全額はまかなえません。小規模事業者持続化補助金では、ウェブサイト関連費は補助金額の4分の1が上限です。たとえば補助上限が50万円の枠なら、ホームページに使えるのは最大12.5万円までです。残りは自己負担になります。
ホームページ制作だけで補助金を申請できますか?
小規模事業者持続化補助金では、ウェブサイト関連費だけの単体申請はできません。チラシや看板など、他の販路開拓の取り組みとセットで申請する必要があります。ホームページは「販路開拓策の一部」という位置づけです。
補助金は申請すれば必ずもらえますか?
申請しても審査があり、必ず採択されるわけではありません。また、補助金は原則として後払いです。先に自己資金で支払い、後から補助分が振り込まれる流れのため、当面の資金は自分で用意する必要があります。
補助金の金額や条件は毎年同じですか?
金額や条件、申請の枠は年度ごとに改定されます。この記事は2026年5月時点の情報です。実際に申請する前に、必ず最新の公募要領を公式サイトで確認してください。古い情報のまま準備すると、条件に合わず申請できないことがあります。
補助金の申請は自分でできますか?
自分でも申請できますが、事業計画書の作成など手間がかかります。地域の商工会・商工会議所が申請の相談に対応しています。沼津・三島でも相談窓口があるため、まず公式サイトと地元の商工会に問い合わせるのが確実な第一歩です。

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出典

  • 中小企業庁, 小規模事業者持続化補助金(ウェブサイト関連費は補助金額の 4 分の 1 が上限・単体申請不可。金額・枠は年度ごとに改定。2026 年 5 月時点の情報)— chusho.meti.go.jp/keiei/shokibo/jizoku

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