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fx T.C.HARTON
裁量手法 約 8 分

マルチタイムフレーム分析 — D1 から M15 へ落とし込む

上位足で方向を決め、下位足でタイミングを計る。D1 → H4 → H1 → M15 の 4 段階で環境認識からエントリーまでを一貫させる、裁量トレードの土台を図解で解説します。

裁量トレードで最初に身につけるべきは「マルチタイムフレーム分析 (MTF)」です。 1 つの時間足だけを見ると、上位足では明確な下降トレンドの中なのに、5 分足の小さな上げを見て買ってしまう—— こうした「木を見て森を見ず」の負けを構造的に防ぐのが MTF の役割です。

なぜ複数の時間足を見るのか

相場は「入れ子構造 (フラクタル)」になっています。日足の大きな波の中に 4 時間足の波があり、その中に 1 時間足の波がある。 同じ瞬間でも、見る時間足によって「上昇」にも「下降」にも見えます。だからこそ、 上位足で全体の方向 (森) を把握し、下位足でエントリーの瞬間 (木) を計るという役割分担が必要になります。

D1 (日足) — 大局の方向 H4 (4 時間足) — 主戦 / セットアップ H1 / M15 — エントリーの瞬間 ここで執行
図1: 上位足の波の一部を拡大すると下位足の波になる。上から方向を受け継ぎ、下で執行する。

4 つの時間足と役割

本サイト (および MT5-Python Trading Dashboard) では、4 つの時間足に明確な役割を割り当てています。

時間足役割見るもの
D1 (日足)方向の許可大局が上か下か。これに逆らわない
H4 (4 時間足)主戦 / セットアップ確定押し目・戻りの形、トレンドの勢い
H1 (1 時間足)エントリーゾーンの精密化構造レベルへの接近
M15 (15 分足)執行トリガープライスアクション (反転の形)

「トップダウン」で落とし込む手順

必ず上位足から下位足へ順に見ます。逆順 (M15 から見る) は木から入る典型的なミスです。

  1. D1 で方向を決める — 価格が D1 の EMA より上なら「買いのみ狙う」、下なら「売りのみ狙う」。方向を 1 つに絞る。
  2. H4 でセットアップを探す — D1 が上向きなら、H4 で「押し目 (一時的な下げ)」が作られているかを見る。
  3. H1 でゾーンを特定 — 押し目がトレンドライン・前日安値などの構造レベルに近づいているか。
  4. M15 で引き金を待つ — そのレベルでピンバーや包み足など、反転を示す価格行動が出たらエントリー検討。
◎ 方向が揃う = 狙い目 D1 ↑ H4 ↑ H1 ↑ M15 ↑ → 買いの根拠が一貫 ✓ × 方向が割れる = 見送り D1 ↑ H4 ↓ H1 ↑ M15 ↓ → 方向が不一致。手を出さない
図2: 上位足から下位足まで方向が揃ったときが最も優位。割れているときは様子見が正解。
BIAS スコアで「揃い」を数値化できる MT5-Python Trading Dashboard の BIAS スコアは、まさにこの 4 時間足の方向を 重み付けで合算し、−10〜+10 の 1 数値で「どれだけ揃っているか」を表示します。+8 なら強く揃った買い、0 付近なら割れている状態です。

よくある失敗

まとめ

次のステップ → 構造ベース分析 — TL/SR・前日高安・コンフルエンス

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